今回は、女性の誰しもが悩まされていることであろう「むくみ」についてお話します!
むくみはマッサージで解消できるのか?はたまた栄養素で解消できるのか?
むくみの種類を理解して、その症状にあった解消法をご紹介していきたいと思います!
まずはむくみについてからお話します!
むくみ」というのは、何らかの原因によって、皮膚ないし皮膚の下に水分が溜まった状態です。血液中の水分が血管の外に異常に浸み出した状態になったことを表します。
専門的用語では「浮腫」とも言われております!
非圧痕性浮腫は、むくんでいる部分を押したときに全く凹まないむくみのことを表します。
原因としては、甲状腺低下症や乳がんなどでリンパに転移してしまったりなどのリンパ性のものによる影響があります。
このむくみは、マッサージや栄養素をどんなに摂取したとしても解決には至りません。
非圧痕性浮腫はその根本原因を解消することが結果的にむくみ解消に繋がります!
圧痕性浮腫はむくんでいる部分を押した際に凹むむくみを表しており、この圧痕性浮腫には2種類に分類されます!
それが早い圧痕性浮腫(Rapid edema)と遅い圧痕性浮腫(Slow edema)です!
Rapid edemaは、むくんでいる場所を押したときに40秒未満で戻ってくるむくみのことを表します!
主な原因としては、低アルブミン血症が挙げられます。アルブミンは肝臓でタンパク質によってつくられます。肝臓の働きが悪い場合に発症することもありますが、栄養不足によって発症することがほとんどです。
このRapid edemaはこの後ご紹介する栄養素で解消する事ができます!
Rapid edemaは、むくんでいる場所を押したときに40秒以上かかるむくみのことを表します!
主な原因としては、腎不全・心不全や火傷によって発症します。
こちらも非圧痕性浮腫同様に直接的に解消するができません。根本原因の病気を治療することで、間接的に解決することができます!
皆さんもむくみが出たときにマッサージをして解消しようとしたことはありませんか?
マッサージをしてむくみが解消したけど、次の日には元通りになった経験があると思います。
そう、マッサージは一時的なむくみは解消できるが、根本的には解消出来無い可能性が高いんです。
なので、むくみを根本から解消したい方はマッサージではなくその原因にアプローチをする必要があります。
ではこっからは、早い圧痕性浮腫(Slow edema)を栄養学的に解消するためにはどの栄養素を摂取すればいいかをご紹介します!
このマグネシウムは細胞内のナトリウムバランスを調整する機能があり、血液循環をスムーズにする作用があります。
厚生労働省によると、一般成人は340mg1日の必要量として定められています。
マグネシウムを含むミネラルは吸収効率が低いとされています。マグネシウムはサプリメントなどの口から摂取するより、経皮吸収といって皮膚から吸収させたほうが吸収効率が良いとされています。マグネシウムが入った入浴剤やオイルなどがおすすめです!
過去にマグネシウムについて記事を書いたので、そちらを参考にしてください↓
ビタミンB6は、摂取したマグネシウムを細胞内に取り込む働きがあります。ビタミンB6が不足すると腎臓内のドーパミンの量が減少します。ドーパミンの量が減少するとナトリウムを体外に排出してしまいます。ナトリウムはむくみの原因とも言われていますが、なさすぎてもよくありません(筋収縮などに必要なため)。なのでこういった意味でもビタミンB6は積極的に摂取しましょう!
ビタミンB6を含むビタミンB群は1日に50mgの摂取をおすすめします。
ビタミンについての記事はこちら↓
タンパク質が不足すると腎臓内でアルブミンを作ることができなくなってしまいます。アルブミンが不足すると血管で水分をキープできず血管と細胞の間に水分が流れ込んでしまいます。
なのでタンパク質を摂取してアルブミンを作り出す必要があるんです!
カリウムは尿として塩分を排出してくれる役割があるので、むくみ対策として良い役割を果たしてくれます。
なので、塩分を摂りすぎた日はカリウムも摂ると良いでしょう。
カリウムを含む食べ物にはアボガド・バナナ・キウイフルーツ・イチゴ・芋類などがあります。
今回はむくみについてお話しました!
むくみには直接的に解消できるものとできないものがあるということご理解いただけたでしょうか?
ほとんどの症状が早い圧痕性浮腫(Slow edema)ですので、先程ご紹介した栄養素を積極的に摂取して解消していきましょう!
まずはむくんでいる場所を押して、どの種類のむくみなのかを見ることから始めて見てください!
自分でのアプローチが難しいむくみの場合は必ず病院で診断を受けることをおすすめします!
それではまた次の投稿でお会いしましょう!